うちの犬(こ)日誌

☆A・コッカー「うちのこ(2005-2020)」老後の日々

ぐるぐるの拡張

起きてるときは、その8割を「ぐるぐる」で過ごしているうちのこですが、

今までは、大きい「ぐるぐる」で10畳ほどのリビングを一周し、

小さい「ぐるぐる」でソファの周りを一周し、リビングから出ることはめったにありませんでした。

2,3日前から、となりの寝室でも「ぐるぐる」するようになりました。

6畳ほどの広さの部屋で中央に縁を描くように回っています。

今は人間のベッドも置いていないので、寝室は特に「ぐるぐる」し放題です。

「ぐるぐる」の弧が乱れ、直線を進むと畳まれた服や小さい家具にぶつかります。

またそこでじっとしています。

 

寝室にまで拡張された「ぐるぐる」ですが、これは犬の認知症の特徴だそうです。

確かに、「おすわり」も「おて」も「あご」も「まて」も、指で合図の「ふせ」も、

「は?」みたいな顔をしています。

忘れた、と言われればそうなのかもしれませんが、

「そんなのやりたくないんだけど、、」と言ってるようにも見えます。

トイレの環境も変わりました。

それも「できなくなったこと」のひとつかもしれませんが、

「したくなったらする」し、「場所にはこだわらなくなった」

という感じです。

トイレに連れて行けば、そこでできます。

誰が訪ねてきても、わざわざ顔を上げることはしませんが、

起きていれば、話しかけるように寄ってくるし、

玄関までゆっくり歩いてお見送りもします。

 

認知症の定義はよくわかりませんが、うちのこのその様子は、

とても自然で、無理なく、

気ままに老後を過ごしているように見えます。

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