起きてるときは、その8割を「ぐるぐる」で過ごしているうちのこですが、
今までは、大きい「ぐるぐる」で10畳ほどのリビングを一周し、
小さい「ぐるぐる」でソファの周りを一周し、リビングから出ることはめったにありませんでした。
2,3日前から、となりの寝室でも「ぐるぐる」するようになりました。
6畳ほどの広さの部屋で中央に縁を描くように回っています。
今は人間のベッドも置いていないので、寝室は特に「ぐるぐる」し放題です。
「ぐるぐる」の弧が乱れ、直線を進むと畳まれた服や小さい家具にぶつかります。
またそこでじっとしています。
寝室にまで拡張された「ぐるぐる」ですが、これは犬の認知症の特徴だそうです。
確かに、「おすわり」も「おて」も「あご」も「まて」も、指で合図の「ふせ」も、
「は?」みたいな顔をしています。
忘れた、と言われればそうなのかもしれませんが、
「そんなのやりたくないんだけど、、」と言ってるようにも見えます。
トイレの環境も変わりました。
それも「できなくなったこと」のひとつかもしれませんが、
「したくなったらする」し、「場所にはこだわらなくなった」
という感じです。
トイレに連れて行けば、そこでできます。
誰が訪ねてきても、わざわざ顔を上げることはしませんが、
起きていれば、話しかけるように寄ってくるし、
玄関までゆっくり歩いてお見送りもします。
認知症の定義はよくわかりませんが、うちのこのその様子は、
とても自然で、無理なく、
気ままに老後を過ごしているように見えます。
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