うちの犬(こ)日誌

☆A・コッカー「うちのこ(2005-2020)」老後の日々

あったかタオル

2024年の年明け、新調した椅子の高さがいまいち合わないまま仕事をしていたら、左手と左腕に違和感が。。。あっという間に左肩が激痛になりました。

整形外科で注射を打ってもらってから徐々に痛みは減り数日で完治しましたが、その間はかなり不便な生活でした。

洗顔もうまくできず落ち込んでいたところ、うちのこにしてあげていた「あったかタオル」を思いだしました。

濡らしてしぼったタオルをお皿においてレンジで十数秒チン。蒸しタオルにして1日数回、目、鼻、口回り、おしり、おまた、足の裏、そして体全体を拭いていたのですが、顔は差し出すようにおとなしく、手足も拭いてもらえるようにちょっと浮かせたりしていつも協力的なうちのこでした。

 

そんな「あったかタオル」で顔を拭いてみたところ、

超気持ちいい!!!

不自由な毎日を過ごしていたこともあり、この気持ちよさは身に沁みました。

と同時に、こんなに気持ちいいことを一日に5回も6回もしてもらってたなんて、、、うちのこは幸せだったのかもしれない。と強く思いました。

 

初めての老犬介護はいまだ心残りばかりですが、うちのこは幸せだった、と思えるきっかけが見つかると安心します。

飼い主が「幸せだった」と思えばきっとそうなのだろうし、「幸せだったね」と言われることがきっとうちのこにとっても幸せなんだろうと思います。

 

おいで

今朝、用意したカフェオレがおいしくできたので、

小さいお皿にスプーン2杯くらい、うちのこの写真の前に置きました。

置くときに「はい、おいで」と言ってしまいました。

「はい、どうぞ」と言おうとしたところ、

少し急いでいたら、つい「おいで」と無意識に口から出てしまいました。

 

そういえば「おいで」って言ってないな。

うちのこの写真に向かって、なんどかうちのこの名前と「おいで」を言ってみました。

とてもしっくりきました。

うちのこが旅立ってから一度も口にしていなかった言葉かもしれません。

 

2020年の8月に亡くなったので、もうまる2年経ちました。

ペットロスかといえばそうなのかもしれないし、それほど落ち込んでいるわけでもないのかもしれません。

このブログはうちのこの老犬の日々を記録に残したい、という思いから始めましたが残して良かったと思います。

もっと早く初めたらよかったと思いました。

自分のためにブログに残すこと、おすすめします。

YouTube

うちのこが旅立ってから自分の時間は毎日有り余っていて、

そのおかげで今まで自分には縁がないものだと思っていたYouTubeを、ちゃんと見るようになりました。

最近は運動不足が一番の懸念ですが、エクササイズ系の動画のおかげで毎日健康的に過ごし、

その他にも、料理系、語学系、音楽系、、生活の中心はYouTubeになりました。

 

以前は、あまり楽しめずむしろ好きではなかったペット系の動画も、お気に入りのチャンネルが見つかってからは、その可愛さに毎日くぎづけです。

たくさんのワンコとねこちゃんを多頭飼いしている坂上忍さんのチャンネルで、

ペットロスについて少しお話されている回がありました。

ペットロスはいつになったら癒えるのか。。。

坂上さんの「一生付き合っていくんだよね」という言葉が印象的でした。

 

もうすぐ一周忌。

悲しみは減らず、らくになっているわけでもなく、毎食ごはんを少しずつお皿にわけてあげることで少し気分が落ち着き、一緒に食べているような気持ちになって、話しかけると届いているような気になって、、

ちゃんとカミカミしてね、と言いながら本当に届いているような気がして、こんなんでいいのかな、と自問自答しています。

坂上さんの言葉を聞いて、そんな「うちのこロス」の毎日でもいいのかも。しばらく続いたとしてもいいのかも。と思いました。

 

ペットロスまでセットで犬を飼うということだと考えていたけれど、うちのこへの気持ちは一生、私が死ぬまで持っていていいんだと言われているようで。。

YouTubeのおかげでまたひとつ、救われたような気がしました。

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うちのこのにおい

14年間住んだペット共生マンションから引っ越しをして2か月。

一時実家に預けていたうちのこのお骨も、無事に連れて来れました。

 

先日、友人がサクランボのおすそ分けを兼ねて寄ってくれました。

うちのこのお骨の前で手を合わせた時、「うちのこのにおいがする」と教えてくれました。

お骨のそばには、生前に使っていたリードや胴輪、服やおもちゃなどを一緒にしまっているので、特にそこからにおいがするよ、と教えくれました。

 

飼い主や家族はその、うちのこのにおいがちっともわかりません。

ソファやブランケット類のにおいを必死に嗅いで、これがうちのこのにおいなのかな。。と、確認しました。

 

亡くなってから8か月後の引っ越しでしたが、ちゃんとうちのこも一緒に連れてこれたような気がして、安心しました。

 

においも永久保存できたらいいのにね。

洗濯しても取れないにおいに感謝。飼い主孝行です。

ずっと消えませんように。。。

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え??そんなににおう?



 

一緒に引越し

今年のGWも自粛期間となりました。

うちのこが生きていたら、のんびりゆっくり過ごしてただろうな。。。

と思いながら、「16th Happy Birthday !」 と、カレンダーに書いてみました。

今月、うちのこが生まれてから16年になります。

 

飼い主は、14年間住んだペット共生マンションから、

静かな住宅街、窓から公園の大きな木々が見える場所に引っ越しました。 

うちのことの思い出が詰まった住まいを離れるのは、二度目のお別れを経験するような辛さがありました。

棚の奥にしまっていた残りの薬や食器が出てきて、久しぶりに号泣したり、、

結局、捨てることができなかった残りのシャンプーも持っていくことにしました。

「一緒に引っ越しするよ」とうちのこの写真に何度も言いながら、準備をしました。

 

引っ越し前から実家にお泊りしているうちのこの本体(ほね)は、まだ実家にいます。

平日はいつも一緒に過ごしてくれていた父と、今頃天気のいい多摩川を散歩してると思います。

実家には猫がたくさんいるので、みんなと遊ぶのが大変かもしれません。

部屋の中が片付いて、うちのこの居場所がしっかり決まったら実家まで迎えに行きます。

 

静かな住宅街は、想像以上に仕事に集中できて、ここに新居を決めてよかったと思いました。

デスクの前には、うちのこの写真をたくさん飾って、

首輪や服やボールを、見えるところに置いています。

f:id:miokana:20210504173221j:plain ☆この時期の屋上は暖かくてつい、うとうと。。。

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諸 手続き

狂犬病予防接種のお知らせが届きました。

封筒に書いてある電話番号に連絡して、

昨夏に亡くなったことを伝えました。

電話口の方はとても優しくて、

事務的に伝えるだけかと思ったのに、ちょっと励まされました。

この電話で、市の登録も削除されるそうです。

 

ペット保険の電話口の声を思い出しました。

10歳ころ、手術の手続き方法を知りたくて問い合わせると、

電話口の方は「それは心配ですね。。」と気遣ってくれました。

死亡連絡の時も、

お顔は見えないけれど、優しい表情が目に浮かぶような声でした。

 

会ったことないのに。。

 

そんな方々にも感謝しつつ、、、

 

もうすぐうちのこが生まれて16年。。

ついこの前、15歳を迎えたことを喜んでいたと思っていたら、、、

今は、うちのこがいない寂しさよりも、

この15年間、毎日楽しくて、おもしろくて、笑いながら過ごしていたこと、

うちのこと一緒に暮らした日々が幸せでいっぱいだったことを思い出しています。

f:id:miokana:20210504174909j:plain みんなのおかげだよー

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桜咲く

近所の桜も満開に近くなり、午後ゆっくりお花見がてら散歩をしました。

今までは、自転車のカゴにうちのこを乗せて、桜の下を歩いていましたが、

今年は人間だけで、うちのこの思い出話をしながら、思い出して大笑いしながら歩きました。

 

先週は、お寺にお参りに行きました。

うちのこはまだ(お骨で)家にいますが、「お彼岸」なこと気づき、どこかにお参りをしたくなりました。

きっかけは、うちのこの写真の前に置いてある小さなプリザーブドフラワーが、こてんと倒れていたことです。

不自然な出来事から、もしかしてこの時期は、、?と思い検索してみるとその日はお彼岸の初日でした。

 

うちのこが亡くなってから半年以上が経ちますが、飼い主は今でもうちのこの飼い主気分で毎日を過ごしています。

うちのこも同じように、思ってくれているような気がします。

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☆屋上からも見えたね。

百か日

2021年の東京オリンピックが開催されると、お昼のテレビでやってました。

COVID19は第三波、今日は会社からあらためて会社全体の出社率を下げたいと連絡がありました。

 

「うちのこと一緒にテレビで東京オリンピックを応援することが目標です」とチームの同僚に挨拶をしたのが2015年頃、うちのこは10歳でした。

いろいろ病気もあったので、15歳まで生きてくれるなんてあり得ないか、、と思いながらも、「東京オリンピックまで」という大胆な目標を口に出すようにしていました。

うちのこが息を引き取ったのは8月14日、オリンピックが行われていれば閉会式が終わって間もなくです。

今後も、今年2020年を思い出す時は、コロナと在宅勤務とうちのことの最期の日々が「セット」で思い出されるのだろうと思います。

  

今週末はお寺で百日忌をしてもらう予定です。

都合で四十九日ができなかったのでその次の法要、百日をすることにしました。

お骨はまだしばらく部屋の中、飼い主のそばに置いています。 お寺はそれでもいいと言ってくれました。 特に決まりはないみたいです。 紙でできたお位牌だけ持参予定です。

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「百か日?いいかもね~。 最近天気がよくて、ゴロンゴロンしたくなる~」

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おかえり

うちのこが息を引き取ってから、まもなく2か月になります。

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「げんきだよー」


今週は久しぶりに出社しました。

元上司とすれ違ったので、呼び止め「ワンコが亡くなりましたー」と報告したら、

「寝た切りになってから3か月も、、居心地が良かったんじゃないですか?」と、気遣ってもらいました。

優しい先輩はメールの返信に「元気そうでよかった」と添えてくれました。

 

仲の良い人たちとはチャットなどで毎日会話ができるけれど、

そこまでいかない距離の人たちとは、本当に久しぶりの再会という感じでした。

 

テレワークのおかげでうちのこの最期に毎日ずっと寄り添えたこと。

亡くなった後もずっと一緒に過ごせていること。

その中で着実に気持ちの整理ができていること。

毎日出社しなくてはならない人もいる中で、ずっと家で仕事をさせてもらえるのは感謝しかありません。

 

これからも事務職は引き続きテレワークが基本となりますが、

会社には人が増えているようで「Withコロナ」が本格的に始まったようです。

 

帰り道、帰宅してもうちのこが待っているわけではないことに気づき愕然としました。

でも、帰宅すると大きな骨壺が「おかえり~」と迎えてくれて、いつものように安心しました。

やっぱりまだまだ一緒にいてくれていると確信できました。

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「あたりまえです」

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Hello, my friend

今朝ラジオでこの歌を聴きました。

かなり前のユーミンの歌ですが、愛犬を失った飼い主あるあるにぴったりの曲でした。

 

「ハローマイフレンド 犬」

で検索したら、出てきました。

あるあるの人たちが。

 

その中で、マッキー(槇原さん)が最近カバーしたらしく、

この曲に対する想いが書いてありました。

 

マッキーは愛犬家でも有名ですが、

この曲を車の運転中に聴いて運転できなくなり、一度停めて号泣した経験があるそうです。

「名曲」のすばらしさ、色あせない力強さを語っていました。

 

ユーミンのオリジナルを、ポチっとしました。

これから数年、この曲は涙を誘うこと決定です。

泣きたいときに聴こうかな。。と思います。

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「フレンド、なのかもね」
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