うちの犬(こ)日誌

☆A・コッカー「うちのこ(2005-2020)」老後の日々

視力と感覚

先日、保険会社(どうぶつの)からのメールで、

コロナ対応のため、しばらくの間は診察を受けなくても、

薬だけでも保険が効くとのことでした。

本来は、獣医さんまで連れて行き、診てもらわないと保険は効かないことになっています。

待合室も混みあっていることが多く、待ち時間が長くなってしまうこともあるので、

飼い主も、犬たちも、皆助かっていると思います。

 

相変わらず、うちのこの薬はすい炎、心筋症、そして目薬を処方してもらっています。

視力はもうないけれど、ドライアイや白目の充血には気を付けて目薬をしています。

視力は、1年半くらいの間にすこしずつ落ちていきました。

最初に気づいたのは、13歳半頃、

屋上のドッグランで自由に歩いているところ、壁のフェンスにぶつかるようになりました。

その後、家の中でもぶつかるようになり、テーブルの脚や部屋の角に緩衝材をまくようになりました。

今では、ふやかしたごはんをのせた手のひらを近づけても

見当違いのところを頬張る仕草をします。

口元にタッチしてあげないと、うまく口に入りません。

おそらく、鼻は利くけれど、どこにごはんがあるのかわからないのだと思います。

昨夜は、汚れ防止で手元に敷いてあるタオルを口に入れてしまい、それを食べるような仕草をしていました。

なかなか取れないくらい、しっかり噛んでいました。

 

その場でぐるぐるばかりのうちのこですが、時々ソファの周りを一周したり、

部屋の端から端まで直線に歩きます。

その時、行く先に障害物があると、立ち止まります。

タオルなどの柔らかい小さいものでも、身体に触れたか触れないか位の位置で、立ち止まって考えています。

そこから先には進みません。そのまま座り込むこともあります。

いつもそこにあるテーブルの脚や家具には、頭突きをするように勢いよくぶつかりますが、

普段そこにないものに出会うと、あれ?という顔をします。

とても敏感で、慎重です。

部屋の中の構造は忘れていないようです。

 

視力があった頃は、ごはんひと粒を「ナイスキャッチ」でよく遊んでいました。

1mくらい離れていても、結構高いところから落としても、めったに落とすことはありませんでした。

お散歩中も、いつものベンチでもらう高いところからのひと粒に、

真剣なまなざしで、一瞬でお口もこんなに大きく開いてしまいます。

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2018年1月、12歳半