うちの犬(こ)日誌

☆A・コッカー「うちのこ(2005-2020)」老後の日々

老犬のケアについて

うちのこは、幼少の頃から外でトイレをしていたので、歳を取ったらどうしよう。。と心配していました。

13歳半、実際に歳を取ってみると家の中でするようになりました。(時と場所にこだわりがなくなりました)

大きめのトイレシートを数枚重ね、広めのトイレを用意しました。

部屋のカーペットは取り外し、45センチ四方と60センチ四方の洗える床シートを敷きつめました。 

 

その後、部屋の中を大きくぐるぐる回るようになりました。

家具の脚や角にぶつかるので緩衝材を巻き、

行き止まりにはまると悲しい声を出すので、空き段ボールなどで入り込めるスペースをなくしました。

夜中に急に目覚め、朝方まで元気にぐるぐる、、という日が続いたので、うちのこが寝ているときに仮眠をとるようにしました。

できるだけ夜中も付き合えるように睡眠時間をコントロールしました。

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 ぐるぐる中。

 

14歳半で散歩を露骨に嫌がり、車の中では悲しそうに泣き叫びました。

帰宅すると得意げに部屋を回りました。家の中の「安心」が嬉しそうでした。

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公園のカフェでもテーブルの合間をぐるぐる

 

15歳になる頃にはその場でグルグルしながら何度も転び、起き上がれなくなりました。

そして寝た切りの状態となりました。

その頃のトイレは、大も小も飼い主の手で先に出すようになっていたので、負担はありませんでした。

ごはんや抱っこをする時だけ、念のためにオムツをしました。

尻尾が短いので、人間の赤ちゃん用のおむつがぴったりでした。

体重が半分になったので、MサイズからSサイズになりました。

オムツをした姿はあまりにもかわいくて、そのたびに抱きしめました。

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「いいから、ちゃんとケアしてね~」

 

急激な変化は何もありませんでした。

頭と体がじょじょに少しずつ老化したので、飼い主もケアの日々に慣れていきました。

寝た切りの老犬、、悲壮感は全くありませんでした。

それが当たり前のように過ごしました。

とぼけた顔とあどけない様子はかわいくて、かわいくて、たまりませんでした。

 

自分では飲み込むことくらいしかできないような体でも、

いつも明日を楽しみしているような、前向きなうちのこでした。

毛がふさふさで歯がしっかりしていたので、もう少し一緒にいてくれるのでは、と期待していました。

でも冷静に考えてみると、15歳と3か月、ちょうどよい寿命だったのかもしれません。

 

老後のケアをさせてくれてありがとう。

もう少し続けたかったけど、「精一杯」生きてくれたこと、感謝してますよー。

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「セクハラ飼い主め。。。」

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