うちのこは、幼少の頃から外でトイレをしていたので、歳を取ったらどうしよう。。と心配していました。
13歳半、実際に歳を取ってみると家の中でするようになりました。(時と場所にこだわりがなくなりました)
大きめのトイレシートを数枚重ね、広めのトイレを用意しました。
部屋のカーペットは取り外し、45センチ四方と60センチ四方の洗える床シートを敷きつめました。
その後、部屋の中を大きくぐるぐる回るようになりました。
家具の脚や角にぶつかるので緩衝材を巻き、
行き止まりにはまると悲しい声を出すので、空き段ボールなどで入り込めるスペースをなくしました。
夜中に急に目覚め、朝方まで元気にぐるぐる、、という日が続いたので、うちのこが寝ているときに仮眠をとるようにしました。
できるだけ夜中も付き合えるように睡眠時間をコントロールしました。
ぐるぐる中。
14歳半で散歩を露骨に嫌がり、車の中では悲しそうに泣き叫びました。
帰宅すると得意げに部屋を回りました。家の中の「安心」が嬉しそうでした。
公園のカフェでもテーブルの合間をぐるぐる
15歳になる頃にはその場でグルグルしながら何度も転び、起き上がれなくなりました。
そして寝た切りの状態となりました。
その頃のトイレは、大も小も飼い主の手で先に出すようになっていたので、負担はありませんでした。
ごはんや抱っこをする時だけ、念のためにオムツをしました。
尻尾が短いので、人間の赤ちゃん用のおむつがぴったりでした。
体重が半分になったので、MサイズからSサイズになりました。
オムツをした姿はあまりにもかわいくて、そのたびに抱きしめました。
「いいから、ちゃんとケアしてね~」
急激な変化は何もありませんでした。
頭と体がじょじょに少しずつ老化したので、飼い主もケアの日々に慣れていきました。
寝た切りの老犬、、悲壮感は全くありませんでした。
それが当たり前のように過ごしました。
とぼけた顔とあどけない様子はかわいくて、かわいくて、たまりませんでした。
自分では飲み込むことくらいしかできないような体でも、
いつも明日を楽しみしているような、前向きなうちのこでした。
毛がふさふさで歯がしっかりしていたので、もう少し一緒にいてくれるのでは、と期待していました。
でも冷静に考えてみると、15歳と3か月、ちょうどよい寿命だったのかもしれません。
老後のケアをさせてくれてありがとう。
もう少し続けたかったけど、「精一杯」生きてくれたこと、感謝してますよー。
「セクハラ飼い主め。。。」
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