うちの犬(こ)日誌

☆A・コッカー「うちのこ(2005-2020)」老後の日々

(愛犬を亡くした)飼い主あるある

1.〇〇〇に号泣する

息を引き取ってから24時間以上経ってもお腹はフワフワ、手足がぷにぷにだったので、

生き返るのでは?と考えてしまいました。でも顔や頭はカチカチでした。

おなかにたまっていたものが少し出てきていたので、肛門から出していた時でした。

においをかいで号泣しました。後にも先にも一番号泣しました。

 

うちのこになってから亡くなるまで、1日3回として×365日×15年間。

平日の昼間に面倒を見てくれていたのは父なので、×3分の2として、

10840回。一万回以上。。

よく出る方だったので、こんなにたくさん。

 

犬を飼ってない人はすみません。飼っている人ならきっと共感してもらえるはず。。

息を引き取ってからも、今までと同じにおいでアピールしてくれて、さっきまで生きていた証拠、、

もうかげないのかと思うと、一人で大号泣しました。

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 「たくさん拾ってくれて、どうもです」

 

2.涙もろくなる。

さっきテレビを観ていたら、何十年もかけて大きな岩を裂いて成長した、

立派な桜が映っていて涙しました。

何も語らず健気な姿がうちのことだぶりました。

動物ならまだしも、植物でした。。。苦笑

 

 3.肉が食べられなくなる。

これは、2日間だけでした。

 

4.同じ犬種の画像を見る。

パソコンを開けるとアメコカの画像を検索し、うちのこと似た子を探して「かわいー」と叫ぶ。

「里親募集」が見えてついクリック。

あー似てる。。。

いい飼い主さんが見つかりますように(祈)

最近は、犬や猫の里親制度が充実していて、うれしいことと思います。

 

 5.森山直太朗の歌声が胸に響く。

今までもいい声だなぁと思っていたけれど、最近、より染みる、、

「生きてることが辛いなら」って歌。

愛犬を亡くして、自分が悲しみの主人公みたいな気持ちになってしまいますが、

ただ、生きて死ぬこと、ただそれだけのことなのかな、、とか

哲学的なことを考えて、気持ちが少しらくになります。

 

 6.世界中の犬がみな幸せいっぱいだといいと思う。

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3週間

  • うちのこが息を引き取ってから三週間。

  • うちのこがいない生活もすこしずつ慣れてきました。

 

  • 4月の緊急事態宣言中から、リビングに簡単なスペースを作って仕事をしていましたが、

  • テレワークが本格的に続く中、デスクと椅子を買い寝室の一部に仕事スペースを確保しました。

  • ワークチェアは5脚でコロコロがついています。

  • 今までの習慣で、組み立てる時に何度も心配がよぎりました。

  • うちのこがいる時ならば、選ばなかったもののひとつです。

 

  • もう顔を突っ込むひともいないので、ちょっと素敵なゴミ箱を買おうかな。

  • おしゃれな絨毯も敷ける。。

  • うちのこがいない生活を前向きに考えられるようになりました。

 

  • コロナに罹ったら、、大地震が来たら、、火事になったら、、私が入院したら、、、

  • うちのこをどうするか常に「心配」でした。

  • このこがいるうちはぜったい死ねない、といつも思っていました。

  • そして「私より長く生きたら困るんだから、、」と自分に言い聞かせて、

  • いずれ来るお別れの時に向け、心の準備をしていたような気がします。

 

  • 「看取るまでが飼い主」

  • 前の犬を亡くしたときの辛さが残っているので、今回は最初からお別れも覚悟して飼い始めたつもりでした。

  • 今は看取った後も飼い主で、そしてこの先もずっと飼い主であることがわかりました。

  • うちのこは今もこれからも、心の中に大きく存在しています。

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  • 「ま、そういうことだね。」

  • ・・・・・・・・

A・コッカーについて②

アメコカ犬種紹介のページに、「毎日が楽しくて仕方ない」とありました。

うちのこも「陽気」という言葉がぴったりで、

楽しいこと嬉しいこと、おいしいものを常に探しているようなこでした。

小さい頃から、いたずらが見つかり叱られてるのに、しっぽはフリフリ。。

怒ってるんだよーと顔を近づけても、ぶちゅー♡で返されました。

 

遊ぶの?遊んでくれるの?何するの?おやつくれるの?

いつも、楽しいことしか考えてないようなうちのこでした。

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「落ち葉の上を歩くのすきー」


お散歩中に声をかけてくれる人はみな、おいしいおやつを持っていると確信していました。

立ち止まって「かわいいね」とほめてくれた人には、

その人が角を曲がるまで、おすわりしてお見送りしていました。

  

お留守番が上手でした。

人間が出かける用意を始めると、自ら寝床に移動してすぐにスヤスヤを始めました。

その後は顔も上げません。

帰宅時には玄関で待っていました。
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「ほとんど寝て待ってます」

 

吠えませんでした。

毎週末のように、ちょっと遠くの公園まで車を出してくれた姉は、

うちのこの吠えた声を一度も聞かなかった。。と言っていました。

飼い主も、めったに聞けませんでした。

幼少の頃から吠えませんでした。吠えることができないのかと思っていました。

あれ?いない?と思うと、だいたい庭へ出る扉の前でおすわりしていました。

扉の下の方をじっと見つめながら、扉が開くのを無言で待っていました。

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 「走りたかったのよー」

 

人が大好きでした。

小さい頃から、人が寄ってきてくれると、ちぎれるほどしっぽをフリフリ、

よじれるほど体全体で喜びをあらわし、そして「うれしょん」をしました。

アメコカを飼い始めたと話をしたら、同僚は「GoodLuck!!」と言いました。そして、

「おもらしはしばらく続くよ。。」と教えてくれました。

アメリカでコッカーはとてもポピュラーな犬種で、いつでもどこでも「おーコッカー、おーコッカー」と可愛がられました。

そのたびにおもらししてました。

1歳過ぎ、日本に到着したころもまだ時々してましたが、そのうちしなくなりました。

それから13歳半まで、まったくしませんでした。

 

最近「マナーウエア」のかわいいCMを見ました。

老犬に限らず、マナーウエアがもっと当たり前になったら、犬との行動範囲も広がるんだろうなと思います。

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 「おもらしの話、、、しなくてもよくないですか」

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A・コッカーについて①

アメコカと言えば、、、

 

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 ↑他人です

 

うちのこの毛をこんなに伸ばしたら、毎日モップの代わりになってしまうので、、、 

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季節によって長短はありますが、大体このくらいの毛量で過ごしました。

それでもトリミングに行くと3時間以上、立ちっぱなしでがんばる姿を見てしまってからは、お手入れは自宅でしていました。

毛が伸びる速さ、量、密度、さすがA・コッカーでした。

バリカンと髪切り用のハサミで、体力と時間のある時は常にトリミングみたいなことをしていたような記憶です。

毛が抜ける量はそれほどではありませんでした。

他の犬種と比べても、抜け毛は少ない方だと思います。

皮膚は弱い方ではなかったけれど、あごの下が汚れがちだったので、

夏は週一か隔週、冬は3週に一度くらいの頻度でお風呂に入りました。

爪切りや手足の毛を整える時だけ少し抵抗しました。

でも、体や耳、顔周りの毛を切る時などは、大きなため息をつきながらも、おとなしくしていました。

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それは、コッカーの自覚ですか?

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老犬のケアについて

うちのこは、幼少の頃から外でトイレをしていたので、歳を取ったらどうしよう。。と心配していました。

13歳半、実際に歳を取ってみると家の中でするようになりました。(時と場所にこだわりがなくなりました)

大きめのトイレシートを数枚重ね、広めのトイレを用意しました。

部屋のカーペットは取り外し、45センチ四方と60センチ四方の洗える床シートを敷きつめました。 

 

その後、部屋の中を大きくぐるぐる回るようになりました。

家具の脚や角にぶつかるので緩衝材を巻き、

行き止まりにはまると悲しい声を出すので、空き段ボールなどで入り込めるスペースをなくしました。

夜中に急に目覚め、朝方まで元気にぐるぐる、、という日が続いたので、うちのこが寝ているときに仮眠をとるようにしました。

できるだけ夜中も付き合えるように睡眠時間をコントロールしました。

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 ぐるぐる中。

 

14歳半で散歩を露骨に嫌がり、車の中では悲しそうに泣き叫びました。

帰宅すると得意げに部屋を回りました。家の中の「安心」が嬉しそうでした。

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公園のカフェでもテーブルの合間をぐるぐる

 

15歳になる頃にはその場でグルグルしながら何度も転び、起き上がれなくなりました。

そして寝た切りの状態となりました。

その頃のトイレは、大も小も飼い主の手で先に出すようになっていたので、負担はありませんでした。

ごはんや抱っこをする時だけ、念のためにオムツをしました。

尻尾が短いので、人間の赤ちゃん用のおむつがぴったりでした。

体重が半分になったので、MサイズからSサイズになりました。

オムツをした姿はあまりにもかわいくて、そのたびに抱きしめました。

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「いいから、ちゃんとケアしてね~」

 

急激な変化は何もありませんでした。

頭と体がじょじょに少しずつ老化したので、飼い主もケアの日々に慣れていきました。

寝た切りの老犬、、悲壮感は全くありませんでした。

それが当たり前のように過ごしました。

とぼけた顔とあどけない様子はかわいくて、かわいくて、たまりませんでした。

 

自分では飲み込むことくらいしかできないような体でも、

いつも明日を楽しみしているような、前向きなうちのこでした。

毛がふさふさで歯がしっかりしていたので、もう少し一緒にいてくれるのでは、と期待していました。

でも冷静に考えてみると、15歳と3か月、ちょうどよい寿命だったのかもしれません。

 

老後のケアをさせてくれてありがとう。

もう少し続けたかったけど、「精一杯」生きてくれたこと、感謝してますよー。

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「セクハラ飼い主め。。。」

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通院について

病気のデパートなんて言われることもあるA・コッカーですが、

うちのこもやはり、獣医さんにお世話になることは多かったと思います。

若いころは定期的な検査や薬をもらうだけでしたが、

9歳ころからは、すい炎、外耳炎、心筋症、目の病気、、

毎週どこかの獣医さんに通っているようなときもありました。 

どうぶつ保険には料金にランクがあり、

A・コッカーはEランク、5段階で一番高いランクです。

納得です。

一番お世話になったファミリードクターのような獣医さん、

大学付属の医療センターの先生、

夜中に緊急でMRIを撮ってくれた先生、

実家のそばの獣医さん、

目の専門の獣医さん、、

名前を呼ばれると尻尾をフリフリ、褒められると喜んで診察室に入るので、

連れて行く飼い主も前向きに通院できていたように思います。

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12歳頃。医療センターの待合室で

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名前を呼ばれる方向が、気になってしまう。

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でも、大体長時間待たされるので、寝てました。。

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葬儀について

 

うちから車で10分くらいの場所に、ペット専門のお寺があります。

むかし、実家のわんこもそこで葬儀をしてもらいました。

そのころの思い出からすると、今回の葬儀はより充実していました。

葬儀の前には待合室で、最期のお別れをするための十分な時間がありました。

火葬を待っている間の応接室が素敵な場所で、他の方たちと会わずに待てるようになっていました。

そして一番感動したのは、

お骨になったうちのこがとても立派だったことです。

うちのこの体のように並べてくれたお骨の一つ一つを説明してもらい、

はしを使って、ていねいに骨壺に入れていき、

最期は飼い主が手を使い、あたまと喉ぼとけのお骨を一番上にそっと置きました。

見た目、大きい!と思った骨壺はサイズがぴったりでした。

「こんなに立派でえらいね~!!」とお骨に声をかけてしまうくらい、本当に立派でした。

 

立ち合い葬というプランを選んだので、初七日の費用とMサイズのバスケット(棺代わり)の値段も入れて、計7万円くらいでした。

葬儀の形を変えると、もっと負担少なく時間もかからずに終えることができます。

遺骨は2年間預かってくれて、いつでもお参りにいくことができますが、一緒に帰宅しました。

 

葬儀をしてもらってよかったです。

四十九日の法要もしてもらう予定です。

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EVERYDAY BE WITH YOU...

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2週間

うちのこが息を引き取ってから、2週間が経ちました。

後悔ばかりだった飼い主の気持ちも、最近は「ありがとー」という気持ちに変わってきました。

元気な頃の動画をたくさん見ていたら、

こんなにかわいいこと15年間も一緒に暮らせて幸せ過ぎた。。

と思うようになりました。

 

保険会社から、かわいいプリザーブドフラワーが届きました。

お世話になった獣医さんには、飼い主の心のケアもしてもらいました。 

 

本人はいまごろ、行きたいところに自由に行って、食べたいものを食べたいだけ食べて、

会いたい人に会っているのでしょうか。

寂しがりやではないし、程よい距離感を好むようなところがあったので、

ずっと飼い主のそばで見守ってます。。みたいなものは何も感じません。

夜になると、遊び疲れてうちに戻ってきているような感じがします。

宗教のことはよくわからない飼い主ですが、

四十九日まではこのまま、そんな感じで過ごしたいと思います。

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これからも。。。

14日午前3時ころ、うちのこが息を引き取りました。

2時半ころ異変に気付き、それからしっかり抱きしめ、

最期は飼い主の腕の中でした。

 

15日に葬儀を済ませました。

お骨がとても立派で驚きました。

 

大きい骨壺を抱えた時、少し安心しました。

これからもずっと一緒に居られるんだと思うと安心します。

まだまだ、お別れという気持ちにはなれません。

もうしばらく、一緒に暮らす予定です。

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安心

15歳と3ヶ月が過ぎ、今日もスヤスヤ穏やかな寝息です。

スヤスヤしていても、目は閉じません。

お腹の上下の動きを見て、飼い主は安心します。

呼吸がゆっくりなので一瞬ドキッとしますが、お腹の動きで安心します。

 

今年の4月頃から、目は閉じません。

目の渇きには、ソフトサンティアとヒアレインを頻繁に指しています。

今はこの2種類だけで快調な目をしています。

 

小と同じ場所から少し濁った液体がトロリと出ていたので、

昨日から薬を飲んでいます。

食後、小を出す時に少し辛そうにフニフニしていましたが、

今日はそれほどでもありませんでした。

獣医さんも写真ですぐに判断してくれて、処方してくれて、

おかげで飼い主もうちのこも安心です。

 

今日のスヤスヤは、いつもに増して穏やかで安心してるように見えます。

 

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スヤスヤ中

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