嬉しいの?
洗濯ものを抱えながら、ソファの横に寝そべっているうちのこのそばを通ろうとして、
おしりのあたりを、けってしまいました。
飼い主の目測の誤りですが、
ちょっと強めにけってしまいました。
微動だにしないので、一瞬自分の勘違いかと思いますが、そんなことはなくしっかりけっています。
洗濯ものを仮置きして「ごめーーん」と体をさすると、おしりの方を持ち上げながら
尻尾を振り振りしていました。
上半身は寝たままです。目も、半目のままです。
さするのをやめるとまた寝続けました。
幼いころから、人に足を踏まれても、うんともすんとも言わず、
そこから足を抜こうしていました。
そのあとの、「ごめーん!」で体をくねくねして喜んでいました。
昔実家で飼っていたワンコだったら「きゃん!」と訴えたと思います。
実家の猫たちなら「ぎゃん!」と言って怒るでしょう。
うちのこは、とくに痛みに強いのかもしれません。
うちのこは、お留守番が得意です。
外出の用意をしていると、先に寝床に向かいます。
「よろしくね」といいながら頭をなでるころには、すでにスヤスヤしています。
生まれつき、お留守番が得意でした。
「お留守番」と言うと急いで自分でソファに飛び乗っていました。
そこから顔も上げません。
再会は超喜ぶのにお別れはあっさり、の様子を見て、
諦めがよい、という人もいます。そうなのかも知れません。
寂しい、とか痛い、とか、、マイナスな感覚の器がちいさい気がします。
その代わり、嬉しい、とか楽しい、とかおいしい、とか心地よい、とか、
なんかいいことありそう、あるに違いない、とかそんな感情が大半を占めていると思います。
A・コッカーのうちのこと出会えたのは、手に入りやすかったからです。
すぐに飼い手が決まってしまうけれど、ブリーダーさんも多く伝手で紹介してもらいました。
それだけ、当時アメリカでは不動の人気でした。
散歩をしていると、たくさんの人から「おーコッカー」「おーコッカー」と声をかけられました。
最初のお散歩の時にすれ違った、若い女性二人組には「うちのコッカーは18歳まで生きたのよ!」と教えてもらいました。
この陽気な性格なら、人気があるのも納得です。
とくにうちのこは、超スーパー陽気なA・コッカーです。
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