うちの犬(こ)日誌

☆A・コッカー「うちのこ(2005-2020)」老後の日々

嬉しいの?

洗濯ものを抱えながら、ソファの横に寝そべっているうちのこのそばを通ろうとして、

おしりのあたりを、けってしまいました。

飼い主の目測の誤りですが、

ちょっと強めにけってしまいました。

微動だにしないので、一瞬自分の勘違いかと思いますが、そんなことはなくしっかりけっています。

洗濯ものを仮置きして「ごめーーん」と体をさすると、おしりの方を持ち上げながら

尻尾を振り振りしていました。

上半身は寝たままです。目も、半目のままです。

さするのをやめるとまた寝続けました。

幼いころから、人に足を踏まれても、うんともすんとも言わず、

そこから足を抜こうしていました。

そのあとの、「ごめーん!」で体をくねくねして喜んでいました。

昔実家で飼っていたワンコだったら「きゃん!」と訴えたと思います。

実家の猫たちなら「ぎゃん!」と言って怒るでしょう。

うちのこは、とくに痛みに強いのかもしれません。

 

うちのこは、お留守番が得意です。

外出の用意をしていると、先に寝床に向かいます。

「よろしくね」といいながら頭をなでるころには、すでにスヤスヤしています。

生まれつき、お留守番が得意でした。

「お留守番」と言うと急いで自分でソファに飛び乗っていました。

そこから顔も上げません。

 

再会は超喜ぶのにお別れはあっさり、の様子を見て、

諦めがよい、という人もいます。そうなのかも知れません。

寂しい、とか痛い、とか、、マイナスな感覚の器がちいさい気がします。

その代わり、嬉しい、とか楽しい、とかおいしい、とか心地よい、とか、

なんかいいことありそう、あるに違いない、とかそんな感情が大半を占めていると思います。

 

A・コッカーのうちのこと出会えたのは、手に入りやすかったからです。

すぐに飼い手が決まってしまうけれど、ブリーダーさんも多く伝手で紹介してもらいました。

それだけ、当時アメリカでは不動の人気でした。

散歩をしていると、たくさんの人から「おーコッカー」「おーコッカー」と声をかけられました。

最初のお散歩の時にすれ違った、若い女性二人組には「うちのコッカーは18歳まで生きたのよ!」と教えてもらいました。

この陽気な性格なら、人気があるのも納得です。

とくにうちのこは、超スーパー陽気なA・コッカーです。

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